CDレビューマラソン~家にあるCDを全部批評

家にあるCDをジャンルを超えて片っ端から独断と偏見でレビューするブログ。 J-POPからR&B、ロック、ヘビーメタルまで約2,000枚。毎日書いても4~5年かかる!?

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【CD 107枚目】 TRICKY SISTERS MAGIC BURGER / 鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHES




【タイトル】TRICKY SISTERS MAGIC BURGER/鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHES

ネットで予約をして、発売日にこのニューアルバムが届いた。
便利な世の中になったものだと思う。

名義は『鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHES』となっているが、実質的に
鬼束ちひろの7枚目のオリジナルアルバムということになるのだと思う。

このアルバムを聴く前、私の中にはひとつの懸念があった。
このアルバムタイトルとバンド名から、もしかするとこれまでの作品とは
全く異なる安っぽいロックアルバムになってはいないかということだ。

私は色んなジャンルの音楽を聴く。ハードロックからクラシックロック、ポップス、
J-POP。クラシックだって聴く。とにかくいい音楽ならジャンルを問わずに聴く。
安っぽいロックだって時には聴いている。

でも、私が鬼束ちひろに求めるものはそんなものではない。

そして緊張の1曲目。BILLYS SANDWITCHESのテーマ。
懸念していた雰囲気。このままアルバム1枚終わってしまうとかなりきつい。

2曲目のROAD OF HONESTYはアルバム『Las Vegas』に収録されている
ような雰囲気を持った曲。ひとまず、イントロの軽い感じのままアルバムが
進行しないことに安堵する。

3曲目のレディー・タイム・マシン・ブルースで再び軽い感じに変わるが、
4曲目のDreamer Sonic以降の中盤は再び鬼束ちひろらしい曲に戻り、
全般を通すと、充分に納得のいく内容だと思う

個人的な好みを言うと、BILLYS SANDWITCHESのテーマ、レディー・タイム・
マシン・ブルース、あなたとSciencEの3曲のような曲は、わざわざ鬼束ちひろが
歌う必要がないと思う。

まぁ、ただそれは単なる私の好みの問題で、鬼束ちひろがそういう曲を
やりたいのであれば仕方ないし、またそういう曲を求めているファンも
いるのかもしれないので、否定する気はない。

逆に、このアルバムを3回通して聴いた段階での一推しは、
I’m with your shadow。是非ともライブで聴いてみたいいい曲だと思う。




他にも最後のThe end of the flame of my eyesも、ピアノがとても
美しいいい曲だと思う。ただ、これも個人的な感想を言うと、
英語で歌う必要はないと思う。本気で英語のトレーニングをして
英語圏進出を目指すというのも、鬼束ちひろほどの実力があれば
ありだとは思うが、あの宇多田ヒカルでさえ、米国デビューとなる
アルバムを録音した時には英語の発音の矯正でかなり苦労したという
話があるほど、簡単なことではない。


最後に、これは鬼束ちひろのスタジオ録音のアルバム全てに
言えることだが、彼女の魅力であるライブの素晴らしさは
残念ながら伝わらない。

Infectionやeveryhomeなどのこれまでの名曲はスタジオ録音でも
その素晴らしさは分かるが、ライブでの凄まじい迫力を知ってしまうと
物足りなさを感じる。

このアルバムでも同じことが言えるのだと思う。

このアルバムの中には、ライブで聴いた方が、絶対に
良さそうな曲がたくさんある。おそらくは、これからライブで
演奏され、スタジオ録音の何倍もの魅力を発揮するのだろう。


ひとまず、期待は裏切られずに済んだ。

しばらくはこのアルバムが我が家のヘビーローテーションと
なるだろう。

【収録曲】
1. BILLYS SANDWITCHESのテーマ
2. ROAD OF HONESTY
3. レディー・タイム・マシン・ブルース
4. Dreamer Sonic
5. I’m with your shadow
6. Your Quiet Fantasia
7. MAD MAN
8. PSYCHO LADY’S RAIN
9. 祈りが言葉に変わる頃 (NAIL SCRATCH VERSION)
10. あなたとSciencE
11. The Way To Your Heartbeat
12. The end of the flame of my eyes










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| 鬼束ちひろ | 14:09 | コメントはこちらから:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【DVD 8枚目】 ULTIMATE CRASH ’02 LIVE AT BUDOKAN / 鬼束ちひろ



【タイトル】ULTIMATE CRASH ’02 LIVE AT BUDOKAN / 鬼束ちひろ

10年前のライブのレビューをなぜに今更的な感は否めないが、
やはりこの名作のレビューは書かずにいられない。

最近、メイクや言動ばかりが話題になる鬼束ちひろだが、
やはり彼女の音楽的なクオリティの高さは無視できない。

最近の鬼束ちひろの代表作が『NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS』で
あるのに対し、この Ultimate Crash '02は間違いなく、初期の代表作だろう。

NINE DIRTSの彼女のパフォーマンスが大人になり完成された姿だとすると、
Ultimate Crashの頃の彼女はまだまだ初々しく、粗削りな感はあるが、
どちらがインパクトがあるかというと、このUltimate Crashの方だろう。

私自身が鬼束ちひろの魅力に気付いたのもこの時のライブ映像がきっかけだ。

アルバムはすでに持っていたものの、スタジオアルバムとは全く異なる
迫力のあるステージ上の鬼束ちひろに鳥肌が立ったのを今でも良く覚えている。

鬼束ちひろの本当の魅力はライブにある。
そのライブの凄さはこのDVDを一枚観るだけでも充分に分かると思う。
まだスタジオアルバムしか聴いたことがないという人は是非この
ライブを観てみてほしい。

ステージの上の鬼束ちひろの姿は神がかっているとしかいいようがない。

裸足で踊り、腰をかがめて、魂の声を絞り出す鬼束ちひろには
まさに神が降りているようだ。


最近の鬼束ちひろしか知らない人も、この頃のライブは是非観てほしい。

鬼束ちひろの魂の叫びに圧倒され、大きな衝撃として心に刻まれるに違いない。


【収録曲】
1. Introduction
2. NOT YOUR GOD
3. Cage
4. infection
5. 漂流の羽根
6. 眩暈
7. interlude
8. Tiger in my Love
9. イノセンス
10. edge
11. シャイン
12. BORDERLINE
13. 守ってあげたい
14. 声
15. King of Solitude
16. 月光
17. Castle・imitation


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| 鬼束ちひろ(DVD) | 19:45 | コメントはこちらから:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【DVD 7枚目】 HOTEL MURDERESS OF ARIZONA MY GUN / 鬼束ちひろ




【タイトル】HOTEL MURDERESS OF ARIZONA MY GUN / 鬼束ちひろ

鬼束ちひろ CONCERT TOUR 2011"HOTEL MURDERESS OF ARIZONA
ACOUSTIC SHOW
"の名古屋公演と神戸公演を実際に見てきた私にとって、
このDVDに収録されている東京公演を見るのは初めて。

結論から言うと、個人的な感想としてのコンサートの出来は神戸が1番、
この東京が2番、久々のコンサートとなった名古屋が3番といったところだと思う。

ツアー終了後からネット上で色々と言われているとおり、このコンサートには
賛否両論があった。

良くなかったという意見の多くは『歌詞を間違えた』とか『以前ほどの歌唱力がなくなった』と
いった類のものだが、歌唱力云々はともかく、歌詞を間違えたということははっきり言って、
鬼束ちひろのコンサートに限ってはどうでもいいことだと思う。

このDVDを見ても、確かに彼女は何度も歌詞を間違えているし、名古屋公演でも
同様な場面は何度もあった。MCにしても、おおよそプロとは思えない適当なものだ。

しかし、会場に足を運んだ多くのファンは幼稚園の発表会のように
『歌詞を間違えずに良くできました』的なまとまりの良さを求めているのではないし、
中途半端なMCなんてどうでもいいと思っているはずだ。

会場にいると感じることができるが、鬼束ちひろのコンサートに来ている人のほとんどは
真剣に彼女の歌を聴き、生鬼の迫力を体験しに来ているし、鬼束ちひろが他の
アーティストとは一線を画するアーティストであることを良く知っている。

鬼束ちひろの代わりは誰にもできないことも良く知っている。

もちろん、そうではなくただの一アーティストのコンサートとして足を運んだ人は
歌詞を間違えるなんて、プロじゃないと短絡的な感想をもって批判する。

逆に私の場合は、鬼束ちひろの凄さ、素晴らしさを強く感じているので、
私の感想はかなりのひいき目が入っていることは否めないと思うが、
1アーティストの1回のツアーの出来について、賛否両論あるとはいえ、
これほどまでに議論されるというのは他のアーティストではまず聞いたことがない。

それだけ、鬼束ちひろのコンサートには高いクォリティが求められているということだ。

このブログでも以前に取り上げたNine dirts and snow white flickersを初めとして
これまでのコンサートの内容があまりにも素晴らしかったので、期待が高まるのは
仕方がない。

このコンサートツアーが発表された当初、HOTEL MURDERESS OF ARIZONA SHOW
というタイトルと最近の彼女を象徴する奇抜な衣装のパンフで、もしかしたら中途半端な
ロックショーをやるつもりなのかと心配した。もしかするとそのあたりがチケットの
売れ行きにも影響していることに主催者側が気付いたのか、途中からツアーのタイトルが
HOTEL MURDERESS OF ARIZONA ACOUSTIC SHOWとACOUSTICという単語が追加された。

結果としてコンサートは鬼束ちひろとピアノの坂本昌之氏のみの2人だけだった。

私はシンガーでもなんでもないので詳しいことは分からないが、ギターやドラム、
キーボードといった楽器なしにピアノだけで1時間半ものコンサートを歌いきると
いうのは、シンガーとしてとても勇気のいることではないかと思う。

全く誤魔化しが効かないからだ。

正直なところ、今回のコンサートの出来はNine dirts and snow white flickersには
及ばないが、1アーティストのコンサートとしては、歌詞を間違えたりということは
あったにせよ、批判されるような内容のものではない。

もし、まだ鬼束ちひろのライブ映像を見たことがなければ、Nine dirts and snow
white flickers
を先に見ることをお勧めするが、決してこのDVDが良くないというわけではない。

さて、前置きが長くなってしまったが、内容としては、どういうわけかコンサートで
歌われたはずの月光が収録されていない。

私の中では、神戸公演での月光がここ近年の月光の中では最高の出来だったので、
東京公演のパフォーマンス自体に問題があったか、もしくは録音が上手く
いかなかったのか分からないがとても残念だ。

あと、これも全く私の個人的な意見だが、アンコールまでに『月光』『蛍』
『私とワルツを』『everyhome』などを早々と歌ってしまったので、アンコールには
何を歌うのだろうと思っていたところ、『NEW AGE STRANGER』で始まったので、
少し違和感を覚えた。

全体の雰囲気とは会わず、浮いた印象があったからだ。アンコールで雰囲気を変えるために
それまでとは違う2曲を持ってきたのかもしれないが、個人的にはそのままの流れのまま
終わってほしかった気がする。

とにかく、賛否両論があることは理解できるが、ファンなら観てみる価値は充分にあると思う。

これをひとつのステップとして、鬼束ちひろには今後もずっと歌い続けてほしい。
鬼束ちひろに代われるアーティストは他にいないのだから。


【収録曲】
1. Sweet Rosemary
2. 青い鳥
3. everyhome
4. 琥珀の雪
5. Time After Time
6. The Rose
7. 蛍
8. 嵐ヶ丘
9. EVER AFTER
10. 私とワルツを
11. ストーリーテラー
12. NEW AGE STRANGER
13. Beautiful Fighter


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| 鬼束ちひろ(DVD) | 20:40 | コメントはこちらから:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【CD 102枚目】 剣と楓/鬼束ちひろ

剣と楓

【タイトル】剣と楓/鬼束ちひろ

ここ数年、CDを買うのは99%ぐらいBookoffの中古である私にとって、
新譜が出たらすぐに定価で買うのは鬼束ちひろぐらいだ。

今回も4月20日の発売日に間に合うように17日にamazonに発注したのだが、
届いたのはなぜか26日。

そんなわけで今日が6日目になるが、我が家では超ヘビーローテーションで
既に30回ぐらい聴いた。


体調の悪さでコンサートがキャンセルになるなど、音楽活動をまともに
出来るかどうかすら危ぶまれているだけに、鬼束ちひろがこうして
元気にアルバムを出してくれるだけで有難い。

そんなあまりにも大き過ぎる期待の中でこのアルバムを聴いた。

レコードの時代なら、針がレコードに降りて、音が出るまでの
緊張の一瞬があったが、CDには残念ながらない。

そうして聴いた1回目はあまりにあっけなく終わってしまった。

『えっ、これだけ?』というのが正直な感想だ。

第一印象としては何となくポップな曲が多くなったような感じで、
少し拍子抜けした。

しかし、聴きこむほどに、これがスタジオアルバムの限界で
あることに気が付いた。

以前から分かっていたことではあるが、鬼束ちひろの凄さは
その圧倒的なライブパフォーマンス。

そのパワフルなイメージが強い私にはどのアルバムからも、
力強さは伝わってこない。

このアルバムも例外ではない。

もともと、月光の素晴らしさからファーストアルバムを
手にしたときに、とてもいいアルバムだとは思ったが、
実際にここまで嵌ってしまう原因となったのはあるTV番組で
そのライブの様子を見てからだ。

神が舞い降りたかのように歌う鬼束ちひろの姿に
私は圧倒された。


ちなみに、つい先日久しぶりにスタジオ録音のinfection
聴いたが、やはり迫力が足りない。

ライブではとても印象的な名曲で、スタジオ録音のものも
充分にいい曲なのだが、ライブとは比べものにはならない。

そういう意味では、今回のアルバムの青い鳥、IRIS、琥珀の雪なども
是非ライブで聴いてみたい。

ライブの方が素晴らしいものになるのは間違いない。

こうして書いてみると、何だかこのアルバムに否定的に
聴こえるかもしれないが決してそんなことは無い。

鬼束ちひろが日本で最高のアーティストであることは
間違いないし、ただ単にスタジオ録音という壁が
壊せないだけだと思う。


【収録曲】
1. 青い鳥
2. 夢かも知れない
3. EVER AFTER
4. IRIS
5. 僕を忘れないで
6. An Fhideag Airgid
7. SUNNY ROSE
8. NEW AGE STRANGER
9. CANDY GIRL
10. 罪の向こう 銀の幕
11. WANNA BE A HAPPY WARRIOR
12. 琥珀の雪



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| 鬼束ちひろ | 10:32 | コメントはこちらから:55 | trackbacks:0 | TOP↑

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【CD 101枚目】 ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア

石川セリ


【タイトル】ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア

石川セリをご存じだろうか?

私が初めて石川セリを知ったのは、友達がこれいいから聴いてみろと
無理やりレコードを貸してくれたのが最初。

もう今から30年ぐらい前の話だ。

正直、当時の私はハードロックを始めとする洋楽にしか興味が
なかったから、全く何の期待もすることなく仕方なく聴いてみた。

まず、驚いたのがその声。それまでに聴いたことのない
艶のある声というか、透明感のある声。

なんて耳触りのいい声なんだろう。

曲は歌謡曲と言ってしまえばそれまでだが、夫である井上陽水やユーミンが
書いた曲もあり、とても良い。また全体的にも彼女の囁きかけるような
歌い方にとても合っている曲が多い。

私は好きな女性シンガーはたくさんいるが、声の質でこれほどまでに
癒される声を持つシンガーは他には知らない。

私が初めて石川セリを聴いた当時、私の周りでは少なくとも
流行っていたわけでもなく、TVに出ているところも見た覚えが無いので、
どれほど彼女が知名度があるのか良く分からないが、彼女の歌声を
聴いたことがない人は聴いてみた方がいい。

声にも好みがあるだろうから、気に入るかどうかは分からないが、
独特の声の持ち主であることは間違いない。

私のように嵌れば、とても癒される人もいる筈だ。


【収録曲】
1. 彩 夏 夢(いろ,なつ,ゆめ)
2. 夢愛飼育論
3. キ・サ・ラ恋人
4. BOY
5. ヘルミーネ
6. 真珠星(Pearl star)
7. スノー・キャンドル
8. ムーンライト・サーファー
9. ミッドナイト・ラブ・コール
10. ガラスの女
11. うしろ姿
12. ダンスはうまく踊れない
13. 気まぐれ
14. 朝焼けが消える前に
15. フワフワ・WOW・WOW
16. SEXY
17. ひとり芝居
18. 遠い海の記憶
19. 海は女の涙
20. 八月の濡れた砂



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| 石川セリ | 21:58 | コメントはこちらから:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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